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ファイナンシャルマガジンJFA 海外レポート「タイ編」

はじめまして。わたくし現在タイの首都バンコクで働いております、阿部俊之と申します。海外で働くチャンスができ、この国の経済や文化の違いを学びつつ、株式市場を体験し、3年経過しました。タイと言う国を一言で言い表すのには難しいのですが、「微笑みの国」と言うフレーズは確かに合っているかと思われます。ただし、その微笑にはいろいろ隠されていますが・・・。 ウフフな微笑から、イッヒッヒと言う微笑み、それはもうさまざまです。

今回海外投資と言うテーマで執筆依頼を受けたわけですが、このコラムをお読みいただくことで、タイの国自体にも関心を持っていただければ幸いです。毎年日本人が100万人以上訪れる国にもかかわらず、いままでは、旅行の話、だまされそうになった話、観光地の話など一般旅行者などの視点から書かれた本や記事などは多数ありましたが、もう少し面白く、興味深くタイの経済へ踏み込んだ内容はほとんどなかったように思います。わたくしのコラムではタイ経済・そしてタイ株式のことを書いていければと考えております。

まずタイの最近の話題ですが、この3年間だけでも、タイではインド洋大地震の津波災害があり、反タクシン運動による大規模なデモがバンコク市内であり、2006年9月には突然TV放送局が占拠されての反政府クーデターあり、12月には株式市場大暴落あり、と、一気にさまざまな驚く体験をすることが出来ました。ありえないことが次々と起こってしまいびっくり仰天とはこういうことを言うのだなとしみじみと身に染みました。

特にクーデターと言うのはマンガの世界、ドラマや映画の世界の話だと思っていたわたくしは当然びっくりというか、あっけに取られました。本当にテレビをつけていて緊急の放送に切り替わり、戒厳令が発令され、すぐTV局は占拠され、放送中断、新政権樹立成功の報道に切り替わりましたから。まさしくタイでは「アメ−ジング タイランド」の名に恥じぬ?国で本当に驚くことがたくさんの国でした。

  そしてタイの国の成長を間近で見つつ、その内容をブログの中で多くの方に伝えてきました。(ブログはこちら)わたくしは仕事柄富裕層のお客様とお付き合いすることが多く、お金持ちである彼らと話をさせてもらったことで、普通の人と、お金持ちの人との考え方の違い、行動の違いなど多くのことを学ぶことが出来ました。2007年現在わたくしはタイの銀行口座、タイの証券口座、香港HSBCのパワーバンテージ口座、日本の銀行口座と3箇所に分散して自分のお金を管理しています。こう言ったことも、そのようなお付き合いから学んで行きました。

それを実践していくと共にタイの企業に投資し、タイに在住し、タイの成長を直接見ているとタイの発展状況がよくわかってきました。そこには今現在成長しようと頑張っている人たちが大勢います。半年だけ、1年だけでもそこの街並みの風景はどんどん変わっています。

このコラムを読んでいただくことで少しでも「微笑みの国:タイランド」を感じていただき、海外の投資や海外の生活に興味を持っていただければ幸いでございます。
タイの簡単な概略をつかんでいただければと思うのですが、タイの経済規模は2005年の統計で、実質GDP成長率 4.5%。名目GDP総額 7兆877億バーツ (1,762億2,184万ドル )となっております。 タイ証券取引所における株式時価総額ではおよそ15兆円になります。最近話題のベトナムは急速に成長を遂げていますが、それでもまだ2005年統計で実質GDP成長率 8.4% 名目GDP総額 837兆8,580億ドン ( 528億3,204万ドル )株式時価総額は急速に伸びていて2006年末で1.3兆円規模だそうです。まだタイの方が経済基盤では大きいですがベトナム経済の成長の早さを見るに早く民主化へ移行し、インフラプロジェクト等が進んで欲しいと感じます。

あとですね、わたくしが初めてタイへ来て見て驚いたのは、

【1】日本人の数が多いこと(現在大使館への届出登録者だけでも4万人を超えています。実数は6万〜6万人と言われています)
【2】日本人が尊敬されていて親日の国であること(中国や韓国では日本はひどく言われてますが、タイでは違います)
【3】経済面から言うとタイは日本ブランド浸透度がたいへん高いです。自動車で言うとトヨタのシェアは50%に近い数字ですし、日系自動車メーカーはほぼ出揃っています。タイ側から見ると貿易相手国としてNo.1ですし、外国企業直接投資額、進出企業数でも日本がトップであります。

カラフルなタクシーは多くがカローラです。しかしタイが誇る自動車産業でメインとなっているものにピックアップトラックがあります。あまり日本では見かけませんが、世界ではまだまだ後ろに物が積めるタイプで長距離走るクルマが人気が高く、このようなクルマが多く走っております。

まだまだタイ経済の魅力は語りきれないのですが、やはり実際タイへ来ていただくのが一番タイの経済を実感できると思います。タイへはおよそ航空チケット(航空会社にもよりますが)5〜9万円。飛行時間は6〜7時間、でタイの新空港「スワナプーム新国際空港」へ到着します。バンコクからおよそクルマで40分のこの新空港。本当にすごい大きさです。敷地面積で日本の成田空港の3倍の広さ。そしてその周りの物流施設もほぼ完成しました。都心へ直結するエアポートリンク(鉄道)などの周辺インフラはまだまだ完成できてないのですが、それでもわたくしはタイの経済をこの目で見るにはまずは「スワナプーム新国際空港」をお薦めします。

なかなか海外へ勢いよく行ってみるのはたいへんかもしれませんが、海外旅行がてら(事前勉強をして、)証券口座開設をしてみるのも将来的な資産運用のために有効な行動かと思います。

今回のやってみよう1「スワナプーム新国際空港へ行くプランを立てる」

次回は2006年激動のタイ経済の流れ・政治編を語ります。最後までお読みいただきまして有難うございます。

阿部俊之



早稲田大学商学部卒業。大学では日本とタイのFTAを研究する。その後勢い良く海外で働くことを決意して来タイ。英語、タイ語、中国語を駆使しながら富裕層へ高級車を販売する。3年ほど前からタイの経済の発展を信じ、タイ株投資を始める。現在のブログ「アジア株(タイ株)海外投資ロングスティ」はタイ株関連ブログではナンバー1を誇る。
講師のブログは、こちら → アジア株「タイ株」海外投資ロングスティ