−お忙しい中、ありがとうございます。海外に行かれていたということですが、どちらに行かれていたのでしょうか?
私は、日本株しかやっていませんが、海外投資をしてみようと思い、ベトナムへ行ってきました。中国、インドと乗りおくれたところがありますので、今度こそはとベトナムに行ったわけですが、乗り遅れた理由というのが「見てないから買えない。」、「見てないから信用できない。」ということだったんです。
4年前に、ある投資家の方と対談させて頂いたのですが、その時、「中国株を買っておくべき」と言われていたのですが、同じ理由から買っていませんでした。その方と最近対談したのですが、「あの時買うべきと言ったけど、買ったの?」と言われて、「買ってないです。見てないので買えません。分かりませんから。」と答えました。
すると、「4年前と同じこと言っては進歩はないよ。見てない買わないではなく、見てないというのが怠慢なんだよ」と言われたんですね。そこで今度こそはとベトナムに行ってきたのです。
―実際行ってみて、どのようま感じを受けられたのでしょうか?
私は、心の余裕イコール経済の発展、成長と考えているのですが、文化的相違に関して、寛容な国だなと感じました。みんなが自由で、みんなが余裕があるからでしょうね。投資の尺度から見ても意義ある旅だった思いますね。ファイナンシャルマガジンに連載されている泉さんのコラムにも出ていましたが、ベトナムの熱気も十分味わってきました。経済成長の勢いを感じましたね。
―ご自身で現地を見て、口座を開き投資する。若林さんは本当に株がお好きなんで すね。その株との出会いはどういったところからなのでしょうか?
私が最初に就職したのが、投資顧問会社でした。その時、上司の方が話している内容が全くと言っていいほど、分からなかったんです。最初の関心は、上司が何を話しているか理解したいと言うことでしたね。そのための努力を惜しみませんでした。ですから、普通の女性が女性として楽しむ20代っていうのは皆無だったと思います。
―忙しかったということでしょうか?
忙しいと言えば忙しいということになりますね。株の話しを聞きたくて、上司に質問をしたり、家に帰ってからも、それこそファッションを雑誌見るよりも、四季報ばかり見ていましたから。
―ファッション雑誌より、四季報と言うのはスゴイですね。そうした努力があって、 今の若林さんがあるということなのですね。
男性社会と言われることが多い証券会社の世界の中で、株式投資を学ばれた若林さんですが、株式投資に関して、男性女性の差と言うのを感じたことがありますでしょうか?
私は、やり方しだいによっては女性の方が株式投資に向く面があると思っています。数字や、決算状況、またPER、PBRなどの指標を見ることは、当然重要なんですが、勘や直感、先見性というのが必要になってくる局面と言うのも同じようにありますよね。そうした直感や感覚的なものというのが女性は長けてると思うんです。
―髪を切ったことなど、日常の変化に気づくという感性ですね。
そうですね。「女の勘」と良く言いますが、女性は、普段見ているもの、何気なく見ているものを、自分の中で集約しているんですね。ですから、理由はよく分からないけれども、ちょっとした違いに気づいたり、男性からは想像もできないようなひらめきを持つことが出来るのだと思います。
そうした意味で、私は、株式投資に必要とされる直感や勘という力を女性は潜在的に持っているのではないかと考えています。女性は、自然のうちに、相手の機嫌はどうか、顔色はどうか、元気かなと気遣いが出来ているんですね。
ただし、その力は潜在的なものですので、磨かなければ、センスにはならないというの面があります。ですから、先ほどやり方しだいと言ったわけですが、やり方であったり、頑張りしだいでは、女性は、株式投資に強いと思います。
―なるほど。女性ならではの感性を伸ばして、株式投資に活かしていくのですね。
そうですね。
例えば、全体相場を見ていて、テクニカルにも出てきていないし、指標にもでてきていない。だけど、なにかおかしいなという時がありますね。
―株の相場特有の相場色みたいなのですね。
そういうのをつかめるようになると強いんですね。
私は、そうした傾向性を読み取る力に長けている女性が多いのではないかなと思っています。
―なるほど。確かに男性は、数字やルールに縛られて、無理に根拠求める傾向が あるかもしれません。
投資と言うことで言えば、おしゃれなものを買う、おいしいものを食べる、ショッピングをする中で、時代のニーズを読むことも出来ますね。
そうした意味で、女性は、数字やルールではなく、日常から投資につなげる力があるのではないか思いますね。 |