第5回目でございます。
8月に入って日本はお盆ですね、タイでは灯篭流しなどが11月に行われるので、お盆と言うのはその辺りの時期になるのかもしれません。灯篭流し「ロイカトーン」については次次号辺りに解説します。(特に祝日ではありませんが・・。)タイでは常にお寺や、祠(ほこら)へ行き、お参りをしていますので、毎朝の光景とはいえ日本人から見ると非常に信心深い方が多いのだと感じます。
そしてタイではお守りと言うものがあります。こちら写真です。シーロムのとあるビルでは1フロア全部がお守りグッズで埋め尽くされています。タイは現在お守りブームです。
最近のタイの人はみなさんオリンピックの金メダルのように首に重そうにぶら下げている人を多く見かけます。これは「ジャット・カーム」と言いまして、こういうものを身に着けていると霊験あらかたと言うことで、事故に遭わなかったり、不幸や災難に巻き込まれないで済むという事らしいのです。(過去にも倒壊したビルの中で奇跡的に助かった方が(たまたま?)持っていたお守りのお陰で命拾いをしたということで、お守り購入のブームが続いています。)どうも作成する際にどのお坊さんが念をこめるかによって値段が相当違うようです。
銀行によっては便乗商法も始まりました。タイ政府系の商業銀行、サイアムシティ銀行(SCIB)は7月19日、新規顧客の3万バーツ以上を預金もしくは10万バーツ相当の保険に加入した方対称に、タイで大人気のお守り「ジャット・カーム・ラーマテープ」をプレゼントするキャンペーンを開始しています。こちらの赤い銀行です。
悲しい事件も起きていて2007年7月9日には南部ナコンシータマラート県でご利益があると信じられ高い人気があるお守り「ジャトゥカーム・ラマテープ」の購入予約会場に地元のタイ人数千人がわれ先にと殺到して、押し倒された51歳の女性が圧死してしまいました。ご利益どころか災難が・・・・。
この「ジャットカーム・ラムテープ」。さまざまな値段がついていて、1番高いものでは1個数百万バーツ(×4倍で800万円以上〜〜〜)と言う驚きの値段も登場していて、「お守りの市場規模は200億バーツ(約730億円)を超えるとされています。タイにはもともと、仏像、高僧などを彫り込んだ「プラクルアン」と呼ばれるお守りの投資市場がありまして、タクシーの運転手さんのバックミラーや身に着けているのを良く見かけます。
ジャトゥカームのブームは、タイの国内景気が悪く株や不動産が低迷しているために、お守り投機市場に資金が流れたという側面もあるようです。
さて今回はタイの生活について書籍や出版に関する話をしていきます。タイランドには大使館へ届けている在留届け提出済みの日本人だけで既に4万人を突破しました。このような中で、日本人のコミュニティも活発です。タイ日本人会、ロングスティ日本人会などなどがあります。
こういった会合や集まりは定期的にバンコク市内で開催されています。日程や時間はタイの日本人が集まるレストランに置いてあるフリーペーパーで告知されていたり、日本語書籍を取り扱う書店などで掲示されてたりします。有名なものでDACO(ダコ)、タイ自由ランド、WISE(ワイズ)などが有名です。タイでは他にも数多くのフリーペーパーが日本並みに発行されています。
各フリーペーパーによって特徴があって、経済に特化していたり、タイの生活まめ知識を中心に取材をしていたり、グルメを中心に取り上げていたりと面白い内容をいくつも取り揃えています。(このあたりの情報は次回に詳しく取り上げます。)
日本で販売されている日本語の書籍を探そうとすると昔は大変だったようですが、2007年現在のバンコクでは紀伊国屋書店も伊勢丹の中にあり、正規で購入すると少々高いと感じる人は(日本からの輸入になるので、税金がかかり、高くなります。)古本屋さんがプロンポン駅を含めて多数あります。そちらへ行けばそこそこの値段でいろいろな書籍を売っています。中には日本のベストセラーで人気の本や、雑誌なども販売しています。
日本の最新のマンガもほぼ日本の発売と同時に読めたりします。(かなり前からタイに住まわれている方に聞くと、最近のバンコクは本当に便利になりました。とよく言われます。)ちなみにタイ人の方は新聞はよく読んでいるように見受けられますが、あまり読書をしないそうです。
ただ、毎年1回行われるブックフェアなどは大変多くのタイ人で賑わいます。上場している銘柄を挙げるとタイの英字新聞のバンコクポスト(POST)タイ字新聞のの高級紙マティチョン(MATI)タイの英字新聞ネーション・マルチメディア(NMG)印刷会社と書店経営の大手2社がシィーエドュケーション(SE−ED)アマリン・プリンティング(APRINT)となっています。
タイで良くベストセラーになる本の代表としてはプミポン王に関するトピックが多いです。2004年はトンデーンという名の王様の飼っている犬をつづった書籍がベストセラーになりました。そのトンデーン犬の顔がデザインされたポロシャツは、生産が間に合わないほどの人気となりました。その後このトンデーンの書籍は、初刷5万冊は即完売。二刷は10万部販売、現在も重版継続中。この書籍では全体を通してトンデーンがいかに特別な犬かをほめたたえています。とまあ、面白い書籍が出れば売れるのがタイの国ですので今後もマスコミ等で取り上げられれば書籍ブームが来る可能性もありますし、タイでの進学率が高くなれば必然的に書籍の売れ行きも伸びていくと考えられます。
タイ国内では書店チェーンが全国書店のおよそ半分を占めており、書店チェーン網の拡張が書籍売上高増に貢献しています。タイの国家統計局によると、2006年の国民1人あたりの書籍購入代金はおよそ260バーツで、平均収入14万4500バーツのわずかに0.18%を占めただけの数字でした。前回の5年前の調査では1人あたり年間2冊の書籍を購入して、平均読書時間は1日あたり3分と言う数字でした。
DVDや映画の方が好きだと言う方でもバンコク市内であれば十分楽しめます。日本の映画が封切りされてしばらくするとタイでも上映されます。しかも日本では映画代もけっこうかかりますが、タイでは100バーツから150バーツほどで見ることが出来ます。字幕がタイ語で音声が日本語です。(ちょうど欧米の映画が字幕日本語、音声英語のような感じです。)バンコクの中心地にある、パラゴンの高級映画館では少し多めに金額を払えばVIPシートのようなものも利用できてたいへん居心地のよい環境で映画を楽しむことが出来ます。
こちら経営しているのが映画館事業で最大手のMAJOR(メジャーコンプレックス)となります。業界最大手の映画館経営、ボーリング場の経営会社です。2005年度に業界第2位の企業を買収しましてシェアを大きく拡大しました。
ただし、タイの映画で注意することが一つ。必ず王様に対して敬意を払うために、映画が始まる前に全員起立して王様の歌を聞きます。これをしないとタイの人に怒られてしまう可能性があるので事前に覚えておきましょう。
DVDのレンタル屋さんもあります。バンコクの街中へ行くとTSUTAYAの看板も良く目につくので、日本語のDVDなどがあるのでは?と期待していくのですが、残念ながらタイのTSUTAYAでは日本語のDVDやCDなどはありません。タイ人向けにタイの映画、韓国の映画やドラマ、日本の映画でも吹き替えされたDVDが置いてあります。TSUTAYAもタイでの上場計画があると言うニュースも流れたので、今後注目して面白い会社かもしれません。こちらのライバル会社がポンサーブ(PSAP)と言う会社です。赤いさそりがイメージマークでタイの人がけっこう利用しています。大型店舗の中に入っていてDVD,CD,VCDなどの販売をしています。レンタルはしていないです。
これまではタイ人の間でも娯楽がTVを見ることだけだったのが、映画、ボーリング、パソコン、DVDなどなど趣味の多様化、娯楽の選択肢が増加することになります。なので次に来るブームが何なのか。
その昔日本で何が流行って行ったのか、逆にこれを御覧になっている読者の方がわたくしより詳しいかもしれません。
その経験則から低い株価で眠っている銘柄を見つけておくと面白いかもしれませんね。 |