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株式会社キッズシティージャパン
      大人が無理に教えなくても、子供は体験の中から色々なことを楽しみながら自然に身に付けていく
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今回は、株式会社キッズシティージャパンの油井元太郎さんと、中田義彦さんをお迎えしました。子供達が色々な仕事を体験できるテーマパーク『キッザニア』では、子供たちが自然に楽しく学んでいくことを大切にされています。

また、子供へのお金の教育についてのアドバイスもいただきました
『キッザニア』は実社会の経済活動をリアルに展開した施設
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キッザニア―まずは、子供の教育に対してのお考えを聞かせていただけますか。

油井 『キッザニア』で子供たちは、100種類近くの色々な職業体験をすることができます。子供たちには、仕事を体験することで、お客さん役の子供たちから感謝の気持ちを受けたり、物を作った対価としてお金をもらえたりと、お金ってそもそも何なのかということを理解してもらえる内容になっています。

子供たちが入場する時に、キッゾという施設内の通貨を渡すのですが、仕事をすると1回8キッゾもらえ、自分で買い物したり、貯めたり出来るんです。

例えば、銀行パビリオンでは口座を作ることができて、施設内で実際に使えるキャッシュカードがもらえます。もちろん実社会と同様金利もつきます。

またデパートや習い事など色々あります。ただの職業体験ではなくて、仕事をすれば、対価としてお金がもらえるし、それを使う場所もあるという、経済の基本的な仕組みを体験できる場を大切にしています。

−そもそもこういったところを作ろうと思われた創業者の精神ですとか、社員の方が新しい企画をするときの想いといったことをお聞かせいただけますか?

油井『キッザニア』では、お金の流れや仕事などがリアルに存在する「街」を作っています。単なるごっこではなくて、本当の街の経済が機能しているんですね。

ここには子供たちに働く喜び、仕事の種類、職業観、企業観を楽しく伝えたいという想いがあります。ただし大人が一方的に伝えるのではなく、子供が主体的に楽しんで、その楽しみの影に何か気づきや学びがあるような仕組みをすごく大事にしています。

−子供さんが遊ばれている間、親御さんはどんなことをされているのでしょうか。

油井:実は、『キッザニア』では大人がすることってないんですよ(笑)。むしろ私たちがお願いしているのは、そういう子供たちの活動を見ていただきたいということです。普段学校や家庭にいる子供たちというのは、どうしても先生や親に守られている環境の中で生活をしていますが、ここでは、親は手伝ってあげたくてもそこには壁があってできません。

そういう環境におかれると、子供はがんばらないと給料ももらえないし、なんとかしなきゃいけないと一生懸命考えて、他の子供たちと協力しながら、1つのプログラムを実行していきます。目の前でお子さんの成長する姿を見ることが出来るという楽しさがあると思います。
大人の視点で押し付けるのではなく、子供たちが考えたことを、大人が後押しするというスタンスが大切
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キッザニア−大人がやっているような内容のエッセンスをくずさずに、子供の目線で体感できるということは、大変だと思うのですが、どんなことに気をつけていらっしゃいますか?

油井『キッザニア』には、「子供議会」というグループがあって、街の議員として活動している子供たちがいます。その子供たちに、定期的にアクティビティの開発のシミュレーションに来てもらって、次の出展案や企画などを実際に試してもらっています。

色々な意見が出ますが、意外と多いのは簡単すぎるという意見です。『キッザニア』らしさが足りないなど、子ども達も我々と同じチームとして率直な意見を述べてくれています。

「子供にとっては少し難しくても、がんばればできるくらいのレベルにしてもらわないと、意味がない」というようなシビアで建設的な意見が出てくるのです。

−子供の方から言うんですか?すごいですね。今までの話を聞いていて、子供たちは意識も高いし、判断もできるし、自発性の中で培われていくものもあるということに、改めて気づきました。

油井:子供が主体的に体験を通じて、そういう形になっていくというのが理想だと思っています。そういう意味では、子供の意見を取り込んでいかないとうまくいかないと思います。子供たちが考えて、子供たちがやりたいと思うことを、大人がキャッチして後押しするという考え方にしているんです。
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油井元太郎氏 株式会社キッズシティージャパン 企画部 部長 油井元太郎
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