株式会社東レ経営研究所 佐々木常夫
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今回は、株式会社東レ経営研究所の佐々木常夫さんをお迎えしました。家族の病気と向き合いながら、会社では大きな改革に挑んでこられた『ワーク・ライフ・バランス』のモデルでもある佐々木さんに、その根幹に流れる考え方、仕事の効率化、上司と部下との信頼関係などについてお話していただきました。 |
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佐々木: 私は6歳のときに父親を亡くしました。母は4人の子供を育てるために死ぬほど働いていましたが、毎日笑っていました。そしてわたしたちに、「世のため人のために働きなさい」ということを言い続けてきました。文句や愚痴を言いたくなる環境にある人が、運命に逆らわずに、一生懸命がんばっている。そういう母の姿を見てきましたから、子供の頃から運命をそのまま引き受けようという気持ちがあったのだと思います。 -人生の根幹に流れるお考えは、小さな頃からお母様の姿を見ていて培われたものなのですね。 |
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佐々木:仕事を効率的にこなし、結果を残せるかどうかは、スキルじゃなくて信頼関係だと思います。部下との間に信頼関係があれば、思っていることが伝わるだけじゃなくて、部下の方から報告したり質問したりしてくるようになり、仕事は極めて効率的にはかどります。 志が高ければ高いほどいい。部下を成長させるためにどうすればいいかという質問をされる方がいますが、一般的な解などありません。本当に部下を成長させたいという思いで彼を見つめていたら、方法はいくらでも出てくるはずです。部下を育てたいという志が高ければ、結果は出てくるものです。 -たくさんの部下の方を見てこられた中には、目的がない、やる気がない、本気になりたいものがないなどという方もいらっしゃったと思います。読者の中にもそういう部下がいて苦労しているという方も少なくないのではないでしょうか。 佐々木:本当にダメな人っていうのは、ほとんどいないと思います。なぜその人が力を発揮できてないのかを彼の目線まで降りて話を聞いてあげて、相談にのっているかどうか、仕事のアドバイスをしているかということです。そういうことを積み重ねていけば、ほとんどの人は成長していきます。 |
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1944年秋田市生まれ。6歳で父を亡くし、4人兄弟の次男として母の手ひとつで育つ。 1969年東大経済学部卒業、同年東レ入社。自閉症の長男に続き、年子の次男、年子の長女が誕生。 自閉症の長男にはそれなりに手はかかるものの総じて幸せな家庭であったが、妻が肝臓病で何回かの入院を繰り返す中うつ病を併発、特に'97年から'03年の7年間で40回もの入院をし、3度の自殺未遂をする。 このような家庭状況ではあったが会社はというと、大阪・東京と6度の転勤、破綻会社の再建やさまざまな事業改革など多忙を極めそれに対して全力で取り組む生活であった。 その実績が認められ、2001年、東レ同期トップで取締役となり、2003年より東レ経営研究所社長となる。 何度かの事業改革の実行や3代の社長に仕えた経験から独特の経営観をもち、現在経営者育成のプログラムの講師などを実践している。 一方、社外業務としては経団連理事、内閣府の審議会委員、大阪大学客員教授 などの公職も歴任する 。 |
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- 株式会社東レ経営研究所 佐々木常夫 - ファイナンシャルマガジン より


本日はよろしくお願いします。ご著書を読ませていただいて、自分の力では解決できないような物事にぶつかったときに、要因を人のせいや他のせいにしないで、そのときどうすれば変えられるかという思考を持ち続けてこられたという印象を強く受けました。そのような考え方などをぜひ読者の方にお伝えいただければと思います。



















