株式会社マチュアライフ研究所 渋井真帆
![]() |
|
変動の激しい今、夢を手にするためには、物事や情報の捉え方、つまり「視点」を身に付けることがもっとも重要であると述べられておりますが、具体的には どのようなものでしょうか? ビジネスでも投資でも「情報」の大切さは皆さんが十分に意識していることだと思います。ただし、「情報」という言葉の意味をあまり正確に認識できていない方が多いのも事実です。ビジネスや投資で有用な「情報」とは、英語で言うと、インフォメーションではなくインテリジェンスを指すのです。 経済ニュースを例にすると、テレビ、新聞、インターネットなどで世界でどのようなことが起きているのかという断片的な情報が玉石混合で絶えず発信されています。この断片的な情報のことを、英語ではインフォメーションといいます。現代はインターネットの恩恵で、多くの人には情報格差のない時代ですから、インフォメーション、つまり、断片的な情報というのは、それなりの時間やお金を使えば、誰でも手に入れられます。ですから、その断片的な情報だけに基づいて判断しても、差別化にはなりません。 |
|
もちろん、情報格差があった時代だったら、インフォメーションをたくさん持っていた人のほうがそれだけで優位性をもっていました。学歴や資格、人脈など、たくさんのインフォメーションが手に入る状況にあることが成功の条件だったのです。
アメリカの諜報機関のCIAを皆さんご存知だと思います。日本語で中央情報局と訳されていますが、正式な英語は「central information agency」ではなく、「central intelligence agency」なんです。インフォメーションというのは、国家予算を使って集めるようなものではなく、集めたインフォメーションを高度な教育を受けた人たちがインテリジェンス化していくことが重要だと考えているから、CIAを国の予算で作っているわけです。 個人個人を考えてみてもインフォメーションをインテリジェンス化して、それに基づいて判断する人と、インフォメーションのみに振り回されて判断する人では、判断の質の違いが出てくるのは明らかです。ですから、情報の捉え方が大事だということになるのです。 今のお話は、投資に近い考え方のように思います。「どの銘柄がよいですか」「不動産を買うならどのエリアがいいですか」というインフォメーションばかり聞く方は、なかなか成果が出ないことが多いように思います。それは、違った方向に努力を向けてしまっている傾向が強いから、ということになりますね。 そうですね。何事にも競争という側面が存在していますが、インフォメーションだけでは、優位性が生まれないんです。自分の優位性を高めるためには、外部環境分析をして、その上で差別化のためには何が必要かを考えなくてはいけません。そのためには、今の時代はインフォメーションだけでは優位性にはならず、インテリジェンスまで昇華させることが必要なことにまず気づかなければならないのです。 |
|
![]() |
|||
| 1994年立教大学経済学部経済学科卒業。大手企業や金融機関に向けた人材教育・販売コンサルティングを手がけるなか、働く20~30代女性にセグメントしたビジネス人材養成スクールを設立、人気を集め成功をおさめる。 その実践的な経済・経営理論や独特のビジネス指南は、男女問わず多くのビジネスパーソンの支持を得ている。 主な著書にそれぞれ10万部を突破した「チャンスがやってくる15の習慣」(ダイヤモンド社・訳本)、「あなたを変える稼ぎ力養成講座 決算書読みこなし編」(ダイヤモンド社)などがある。 http://www.womanf.co.jp/ |
トラックバック
- この記事のトラックバック URL
- http://www.f-mag.jp/archives/1171/trackback
- トラックバックの送信元リスト
- 株式会社マチュアライフ研究所 渋井真帆 - ファイナンシャルマガジン より

























