- 2012年1月25日 5:24 PM
- 未分類
いつもお世話になっております藤井 理(ただし)でございます。
もうすぐ花粉の季節が来ます。私は花粉症との付き合いは30年以上になります。
この季節本当につらいですね。
ユーロが1.26台から1.29台に大きくリバウンドしました。
先日、米国のS&Pという格付け会社が欧州諸国の格下げを実施したばかり、
材料的にはユーロは下落の材料になります。
よく、TVや新聞で“投機筋のポジション”という言葉を聞いたことありますよね。
それはシカゴ・マーカンタル取引所(CME)の先物残高を指しています。
CMEは一週間に1度コマーシャル(機関投資家)とノン・コマ―シャル(ローカルズ等)の
ロングとショートの建玉を発表しています。
ノン・コマーシャルの建玉を“投機筋のポジション”という表現をしております。
ノン・コマーシャルとは取引所の会員券を個人で所有しているトレーダーのこと。
彼らの売買期間は短いため、彼らのポジションが注目されているわけです。
ユーロはショートが積み上がっており,
1月17日時点で188426単位とユーロ誕生以来最大となっています。
つまり、投機筋のポジションはユーロの下落を予想、
ポジションはぱんぱんのショートという状況です。
一方、為替オプションの世界には、スマイル・カーブというものがあります。
これは、市場のバランスを見るときに使う物差しです。
マーケットが傾くと口の形が、右に傾いたり、左に傾いたりします。
平常な状態はみなさまがご存じの「スマイルマーク」です。
また、それを指数化した指数にリスクリバーサル(RR)というものがあります。
これは、現在の為替から上と下のレンジを決め(デルタ25%)のコールとプットの
インプライド・ボラティリティーの差をみます。
この差がプラスに拡大している場合はその為替は強く、
差が小さくなる場合は通貨が弱い方向を市場が予想しているという意味です。
昨年末、ユーロのRRは3.5%でしたが、
これが急速に低下して先週1.5%を下回る水準まで下落しています。
オプションからもユーロの下落を予想しているようです。
先物、オプションのポジションは、
ユーロ下落した場合に利益が上がる投資家が多いということです。
しかし、為替のSPOTはユーロがリバウンド。
投機家のポジションと逆の動きとなっているようです。
これだけデリバティブのポジションが傾いていると
ショートカバーが出易い環境にあります。
彼らのロスカットが一段のユーロリバウンドに弾みをつけるでしょう。
藤井 理(ただし)
- 新しい: 国際収支と為替・株価の関係
- 古い: オリンパス事件からの学び
トラックバック:0
- この記事のトラックバック URL
- http://www.f-mag.jp/archives/707/trackback
- トラックバックの送信元リスト
- ロスカットはいつ出るか? - ファイナンシャルマガジン より

